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Sisi ― 愛しき皇后の詩集 ―

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———19世紀、全盛期の勢いも衰えたハプスブルク家が支配するオーストリア帝国。若き皇帝フランツ・ヨーゼフに嫁いだのは、世に冠絶する美女と名高いバイエルン公女のシシィ(エリザベート)。互いに一目惚れをして結婚する二人であったが、詩人ハインリヒ・ハイネに心酔し、自由な生き方を愛するシシィには、皇后としての義務や宮廷の窮屈な生活などとても耐えられなかった。

自分らしく自由に生きることも許されないシシィの理解者であったのは、従姉弟のバイエルン王国ルートヴィヒ。彼は現実から逃避するように政務を投げ出しては、芸術に国費を費やし、夢想王とも狂王とも呼ばれていたが…

​一方、シシィの子供の中で最も彼女の気質を受け継いだのは、皇太子ルドルフであった。後継者として厳格な教育のもと凛然とした青年に成長したルドルフだが、重圧と孤独に苛まれ、政略結婚の妃との仲も悪い。やがて彼は純真無垢な乙女、マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢と出会う。赦されないと分かっていながら二人は禁断の恋に落ち、運命を決する土地、マイヤーリンクに向かう———

 

​ 幾度も舞台化・小説化され、何世紀もの間ファンを虜にし続ける悲劇のヒロイン、シシィ。美貌も地位も家庭も、人が望みうる全てを手に入れながら、何故シシィは悲劇のヒロインと呼ばれるのか。彼女は何を望み、何を求めたのか。ハプスブルクの黄昏、第一次世界大戦前夜。激動の時代に生きた実在のひとりの皇后と、彼女の生涯を彩った鮮やかな人々。

 ストーリーテラーとして、運命の男・運命の女という幻想的なキャラクターを取り入れつつ、彼女を取り巻く実在した魅力的な登場人物たちと共に、皇后シシィの生涯を新たな角度から描き出します。今こそ語られる、詩に綴られた物語を、貴方に。

cast

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シシィ

     髙橋 奈々

バイエルンの大公女、のちのオーストリア皇后

​フランツの妻、ルートヴィヒの従姉、ルドルフの母

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フランツ・ヨーゼフ

     坪﨑 来人

​ハプスブルク家オーストリア皇帝、シシィの夫

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ルートヴィヒ

ルドルフ   

運命の男

       reito

・ヴィッテルスバッハ家バイエルン国王、シシィの従弟

​・シシィとフランツの息子、オーストリア皇太子

・運命を見守り観客に語る謎の男、狂言回し

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 カタリーナ

 マリー・ヴェッツェラ

 運命の女

        詩乃果 怜

 ・人気女優、フランツの愛人

・オーストリアの男爵令嬢、ルドルフの愛人

・運命を見守り観客に語る謎の女、狂言回し

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     脚本・演出   Lisa

             

プロデューサー  Naho

  箏     箏乃 涼音

 ヴィオラ   蟹江茜

        衣装          すみれ

      カメラ       nene

2017年8月26日 

日本復音ルーテル復活教会

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